自民党新政権が発足し、14年春に予定される消費税増税が現実味を増してきました。消費税は5パーセントから8パーセントに引き上げられる予定です。
住宅ローン金利が過去最低水準にある今、頭金が十分、用意できる人は今年中に家を購入することが賢い選択のようです。また以前の高い金利でローンを組んでいる人たちはローンを見直すチャンスです。残りの返済金や期間にもよりますが、他の銀行への借り換えコストを考慮しても特になるケースが少なくありません。
ローン見直しのポイントは借りている銀行と金利引き下げの交渉を同時に進めることです。顧客を奪われたくない銀行が金利交渉に応じるケースが増えているといいます。他の銀行に借り換えるほど低い金利は期待できませんが総返済額が減らせるうえ、借り換えのコストがかかりにくいということが挙げられます。さらに手間も少なくて済みます。
また、ある銀行では住宅ローンの普通預金といった預金残高と同額のローン部分には金利がかからない仕組みになっているものもあります。住宅ローン金利は変動プランで2.5パーセントと高めですが、こまめに預金額を増やしていけば実際の金利よりも低くなる計算です。
このように時々、住宅ローンを見直して、その都度変更するといった努力が早期全額返済の手助けをしてくれるでしょう。